不動産投資を検討しているが「どの不動産投資会社を選べばよいか」迷っている方もいるのではないでしょうか。
不動産投資はいまや一部の高額所得者だけのものではなく、平均的な年収の会社員が気軽に参入できる時代になってきました。敷居は低くなったとはいえ不動産投資は10年単位で運用する投資であるため、リスクに備えることが重要です。
そこでこの記事では安心して資産運用を任せ、信頼して付き合っていける不動産投資会社の選び方を紹介します。投資に失敗しないためにも、選択するポイントをしっかりおさえておきましょう。陥りやすい悪い業者についても解説しますので、注意しながら不動産投資会社を選ぶことができるようになります。
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不動産投資において投資家は不動産の『オーナー』であり、不動産投資会社は資産運用をサポートする『パートナー』です。
不動産オーナーは信頼できるパートナー選びをすることで、物件を購入して管理を任せ、アフターフォローを受けることができます。そこでまずは、信頼できるパートナー選びのために不動産投資会社の基本情報を確認することから始めましょう。
不動産投資会社に限らず法人の実績や安定性を客観的に評価する指標として、まず『資本金』の大きさが挙げられます。資本金の金額が大きいほど、投資会社の事業規模も大きいと類推できます。
事業規模の大きい投資会社は、安定した運営と充実したサービスが期待できます。不動産投資は10年単位の運用が前提です。小規模な会社より資本金額の大きい会社のほうが、経営体力という意味で期待が持てるでしょう。
資本金と同様に『従業員数』でも会社の規模が確認できます。従業員数が多いほど取引実績が豊富で利益も上がっており「サービス向上のために人員への投資を惜しまない会社」とよい評価を受ける傾向にあります。
日本の不動産会社は、従業員数20名以下の小規模事業者が目立ちます。従業員数が20名を超える企業は全国的にみても2%ほどであり、100名を超える企業となるとごく少数です。そのため、資本金や従業員数から信用するのであれば選択肢はかなり絞られます。
資本金や従業員数が多い不動産投資会社は、多数の顧客が利用してきた取引実績と歴史を持ちます。このなかで、不動産投資のさまざまなシチュエーションに対応する、豊富なノウハウを蓄積してきています。
不動産投資は購入することがゴールではありません。購入後のリスクとリターンを考えてくれるパートナー選びが重要です。
例えば、不動産投資会社が表示する『入居率』の高さは、家賃収入が途切れないという証です。安定した収益のためには『収益用不動産』について十分なノウハウをもったパートナー、もしくは見込みがあるパートナーを選びましょう。
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上記は、不動産投資会社が提示する情報からみた評価方法です。これらに加え、口コミや評判をチェックすることも重要です。
利用者の声は主観的なものであり、ケーススタディとして有用でしょう。予算や運用目的によって、どの不動産投資会社が向いているかという判断の材料になります。ただし、個人的見解から不当な批判をしているケースも少なくありません。まずは自分で調べ、補足情報として口コミを参考にすることをおすすめします。
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不動産投資は、魅力的な物件を選ぶことが重要と思っている人が多いでしょう。しかし、投資を行う以上は購入後のリスクとリターンを考えることがより重要です。
不動産投資会社は投資家に物件を販売するだけでなく、その後サポートやアドバイスを継続してくれるかが重要であり、アフターフォローは不動産投資の成功を左右します。オーナーにとって有利な条件で投資を行うためにも、慎重に不動産投資会社を選ぶことが必要です。
ここまでは、不動産投資会社の良し悪しを判断する指標は複数あり、公開されている情報だけでもある程度わかることを紹介しました。
事業規模や実績で大まかに選択肢を絞ったなら、次に考えたいのは『顧客視点』で考えてくれる不動産投資会社であるかどうかです。より良いパートナー選びのために、さらに詳細な判断基準を見ていきましょう。
不動産投資は頭金が10万円以下で始められる場合もあり、意外に誰でも始めることができます。しかし、簡単に投資できるとしてもオーナーとしての知識は必要です。
不動産投資の目的は人によって異なり「副収入」「生命保険代わり」「投資一本で生活していく」ためなどがあります。知識が不十分な状態では、目的に合った不動産投資会社選びを考えるのは難しいでしょう。
そこで投資会社選びに悩んでいる方には、無料セミナーや個別相談会を実施している不動産投資会社がおすすめです。セミナーに参加することで不動産投資の勉強ができ、不動産投資会社の従業員の質を見極めることもできます。
セミナーや個別相談会への参加は、不動産投資会社との付き合いを考える第一歩です。包み隠さず話してもらった内容をしっかりメモに取り、オーナーとしての判断の精度を上げましょう。
オーナーにはそれぞれの将来的な展望があります。ただ物件を売りたいだけの不動産投資会社なら、オーナーの細かい要望を無視した不動産を勧めるでしょう。優れた不動産投資会社は、顧客満足度を加味した不動産を紹介してくれます。
これはセミナーや相談会、あるいは電話相談で判断可能です。担当者に「オーナーの希望や属性をヒアリングする意思があるか」「顧客に合わせた物件を紹介するか」といったことに注意して判断しましょう。
不動産投資は、購入後のサポート体制が優れた不動産投資会社がパートナーであれば、無理なく『不労所得』を得ることができます。パートナーである不動産投資会社が実務を行い、資金を出しているオーナーは意思決定するだけというのが不動産投資の優れたポイントです。
しかし、投資はメリットばかりではありません。例えば、物件には耐用年数があり年月が経てば劣化していきます。メリットだけを述べて「絶対に儲かる」と押し切る不動産投資会社には注意しましょう。
どんな購入物件にもリスクやデメリットはあります。運用中の不測の事態に対処することも重要です。予想されるリスクやデメリットについてきちんと説明し、具体的な対応策を示してくれる不動産投資会社を選びましょう。
不動産投資会社から収益用不動産を購入した後、賃貸や建物の管理も任せることが一般的です。これらはあくまで最低限の管理となり、安心して利用するにはプラスアルファの管理が重要となります。
不動産の資産価値は適切な管理によって維持されるため、不動産投資会社の管理体制によっては損をしかねません。このため、以下のようなアフターフォローを行っている投資会社を選びましょう。
安定した家賃収入を得るには、入居者にとって常に魅力的な物件であることが重要です。ニーズの変化に合わせたリフォーム、経年劣化や風害・水害に対する修繕などのフォロー体制が整っているかも含めて検討しましょう。
不動産投資では資産の管理を不動産投資会社に任せるため、オーナーとパートナーとの信頼関係が重要です。
そこでまずは、信頼して購入後の管理まで任せられる企業であるかどうかを判断します。融資を受ける金融機関と良好な関係を築いている不動産投資会社であれば、安心して利用できるでしょう。
さらに信頼できる担当者がいれば、なお安心できます。顧客目線で親身に対応してくれたり、迅速に誠実な対応を取ってくれたりする人を選ぶようにしましょう。
担当者にも個性があるため、十分に話し合って納得した上で投資を始めることが重要です。もしどうしても担当者と合わない場合は、企業側に担当者を変えて欲しい旨を率直に伝えることも大切なポイントとなります。
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ここまでは、信頼できるパートナー選びの基準について紹介しました。これは不動産投資を行うための必須知識です。これに加え、魅力的な不動産投資会社がある一方で、なかには避けたほうがよい業者や営業マンがいるということも頭に入れておく必要があります。これもリスクヘッジの一環です。
不動産投資の入り口であるパートナー選びを失敗しないために、オーナーが損をしかねない業者や営業マンの特徴を見ておきましょう。
不動産投資会社は、広告やチラシで集客を行います。不動産投資を検討しているなか、さまざまなところに資料請求をすれば投資会社の営業担当者から電話がかかってくるでしょう。
ここで注意したいのは、電話営業で「ヒアリングを行う意思があるかどうか」です。そうでなくとも良い条件の物件を紹介されるケースはもちろんありますが、いかに良いと思える物件であっても顧客の考えや経済的な状況に合った運用ができるかどうかが重要であり、ヒアリングを行わなければそのような提案はできないはずだからです。
例えば、営業成績が伸びない社員が、顧客の利益より物件を売ることを優先して強引な営業をすることがあります。ここで納得できないなら率直にその旨を伝えましょう。検討の余地があると思ったなら、まずは企業情報を調べてみることが重要です。その上で、改めてセミナーや相談会に参加して判断しましょう。
不動産投資会社が広告で優良物件をアピールすることは一般的ですが、なかには『おとり広告』が混ざっているケースがあります。
おとり広告とは、実際には取引できない架空の優良物件情報の広告です。甘い文句とうその内容で顧客を誘導し、集客するという目的があります。もちろんこれは違法行為です。広告の内容だけで判断することは避けましょう。
おとり広告の典型的な例としては、購入意思があって不動産投資会社に連絡を取ったところ「成約済み」だと説明されて別の物件の紹介が始まるといった具合です。なかにはこういう悪質な業者もあるため、広告よりも自分で調べた優良企業の情報を優先しましょう。不動産投資は、物件選びより信頼できる不動産投資会社選びのほうが重要です。
これは顧客視点で考えてくれない営業マンの例です。現状では空室が少なく利回りが高い、さらにエリアとしても魅力的だといったメリットだけを伝え、リスクやデメリットを伝えないケースです。
不動産の資産価値は様々な要因で変動するものです。不動産は10年単位の運用の間に、空室リスクが高まるケースもあります。
例えば、大学のキャンパスや大企業の工場の近くで空室が少ないという説明がされるかもしれません。しかしこれらは移転や取り壊しが行われると、立地条件としての魅力がなくなってしまうこともあります。
購入後に10年、20年と運用していってどうなるのか、という説明をきちんとできる担当者の声を聞くようにしましょう。パートナーと信頼関係を築いて末永く付き合っていけるよう、オーナーはしっかりと勉強して十分な知識を蓄えることが大切です。
不動産投資は、いまや一部の高額所得者だけのものではありません。平均的な年収の会社員が個人投資家として参入することも増えています。不動産投資は簡単に行えるものの、勉強不足な初心者では失敗する例も少なくありません。
昨今スマホやSNSの普及で、さまざまな口コミが拾いやすくなっています。これらを利用して、興味がある不動産投資会社を実際に利用した声を集めてみるのもよいでしょう。
口コミで悪評が多い業者は利用を避けるのが無難です。検討不足による失敗の腹いせのようなコメントもありますが、無数の不動産投資会社のなかに存在する悪徳業者にあたったと思われるものもあります。
騙されないためにも、まずは客観的な指標として企業の規模や実績を調べておきましょう。目立った実績がなく利用者の悪評が多いものは「選択肢しない」という判断も、オーナーとして必要な要素です。
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ここまで見てきたように、不動産投資は「不動産投資会社選びから」という視点で考えることが重要です。不動産投資の会社は、会社規模や実績に応じて評判の声も聞こえてきます。投資に失敗しないためには、利用者の声をしっかりチェックしましょう。
信頼できる会社は、きちんとリスクまで説明してくれます。良いことばかり並べて説明する営業マンには注意が必要です。しかし、どの不動産投資会社を選べばよいのか、考えれば考えるほど選択が難しくなるかもしれません。
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