読者
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と、NFTについて興味を抱く人がいれば、出品したい、買いたいと考える人がいます。NFTを出品または買いたいと希望するなら、OpenSea(オープンシー)がおすすめです。
オープンシーは、世界最大のNFTマーケットプレイスで、2018年からサービスを提供を開始されています。以降はオープンシー以外にも数多くのNFTマーケットプレイスが登場されており、日本国内でも数多くのNFTマーケットプレイスが登場するようになりました。
だけど、オープンシーのNFT売買に参加するには、対応するウォレットと仮想通貨が必要です。とはいえ、ウォレットと仮想通貨を用意するのは簡単です。
そこで今回、オープンシーの使い方や始め方、自分のNFTの出品方法などを詳しく解説していきます。
OpenSea(オープンシー)の特徴
オープンシーの特徴を以下にまとめました。
4つの特徴をそれぞれ挙げて、解説していきます。
OpenSea(オープンシー)の特徴1.無料でNFTを作成できる
オープンシーを利用すれば、自分で用意したデータを無料でNFT化できます。写真や芸術作品などの画像はもちろん、音楽そのものをNFTにすることも可能です。
他のNFTマーケットプレイスでも、NFT化だけなら無料というサービスを提供しているところはあるかもしれませんが、オープンシーだと無料で、ガス代の支払いすら必要ありません。
自分の作品をNFT化して、世界にひとつだけの作品にしたいなら、オープンシーがおすすめです。
OpenSea(オープンシー)の特徴2.色々なブロックチェーンに対応
オープンシーは、色々なブロックチェーンに対応しています。ブロックチェーンと言えば仮想通貨ですが、ブロックチェーンは1種類だけではございません。オープンシーに対応しているブロックチェーンを以下にまとめました。
- Ethereum
- Polygon
- Klaytn
- Solana
- Arbitrum
自分の作品をNFT化するとき、必ずブロックチェーンを選ばなければなりません。どのブロックチェーンがおすすめなのかは、その人によって異なるのですが、知名度ならEthereumとSolana、ガス代の安さならPolygonと言ったところでしょう。
余談ですが、オープンシーはバイナンススマートチェーン(BSC)に対応していません。BSCとは、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスがローンチしたブロックチェーンです。
オープンシーにBSCは対応していないのですが、Binance NFTというバイナンスが提供しているNFTマーケットプレイスが、BSCに対応しています。オープンシーに匹敵する規模を持つNFTマーケットプレイスなので、BSCに対応したNFTを売買・出品を希望するなら、Binance NFTがおすすめです。
OpenSea(オープンシー)の特徴3.様々なウォレットに対応
オープンシーに対応しているウォレットを以下にまとめました。
- MetaMask
- Coinbase Wallet
- TrustWallet ※スマホのみ
- Portis
- Fortmatic/Magic
- Venly
- Authereum
- Bitski
- Dapper
- Kaikas
- Opera Touch ※スマホのみ
- Torus
- WalletConnect
- Phantom
- Glow
数多くあるウォレットの中でも、人気あるのがMetaMask(メタマスク)です。メタマスクは知名度が高くて使いやすく、仮想通貨投資をしている人の多くが使用しています。もちろん、複数のウォレットを使い分けている人も多いです。
どのウォレットが良いのかと迷っている人は、メタマスクがおすすめです。
OpenSea(オープンシー)の特徴4.日本語表記に対応
オープンシーは、日本語表記に対応しています。対応し始めたのが2022年9月からで、日本語表記に対応する前は全て英語表記でした。英語表記でもGoogle翻訳を使えば日本語に翻訳されるのですが、使い勝手が悪かったのがデメリットです。
2022年10月になった頃には、大部分が日本語化されており、英語が全く読めない日本人でも読めるようになりました。オープンシーのヘルプページでも日本語になっているので、なにか困ったときは重宝します。
オープンシーは日本人でも使い勝手の良いNFTマーケットプレイスになったというわけです。
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OpenSea(オープンシー)の始め方
オープンシーの具体的な始め方を手順に沿って、以下にまとめました。
順番に挙げて、その理由について解説していきます。
OpenSea(オープンシー)の始め方1.国内取引所の口座開設手続きを行う ※手数料が安いビットバンクがおすすめ
オープンシーを始める場合、日本国内取引所の口座開設から始めなければなりません。なぜなら、オープンシーのNFTを購入または出品する際、ブロックチェーンに対応した仮想通貨が必要だからです。
基本的に、国内取引所であればどこでも良いです。コインチェックやビットフライヤーやザイフなど、すでに口座開設と本人確認の手続きが完了していれば、問題ありません。
国内取引所の口座をひとつも持っていないのなら、新規に口座開設を行ってください。数多くある国内取引所の中でおすすめなのが、ビットバンクです。
ビットバンクはビットコインやイーサリアム以外に、リップルやステラルーメンなど様々な仮想通貨を取り扱っていますが、送金手数料が安いのが強みとなります。
ビットバンクの口座を開設して、本人確認の手続きを行って出金できるようにします。本人確認できなければ、仮想通貨の出金ができません。
仮想通貨の出金ができるようになったら、NFTに関する目的を確認します。イーサリアムブロックチェーンのNFTを売買を希望するなら、イーサリアムを購入して、直接ウォレットに送金してください。
イーサリアム以外のブロックチェーンでNFTを売買するなら、海外取引所が必要となります。その場合、
- ビットバンクで仮想通貨を購入
- 購入した仮想通貨を指定の海外取引所の口座に送金
- 海外取引所の口座に着金したら指定の仮想通貨を購入
- 指定の仮想通貨をウォレットに送金
- ウォレットに送金した仮想通貨でオープンシーのNFTを出品または購入
という流れになります。海外取引所に送金する仮想通貨は、送金手数料が安いステラルーメンがおすすめです。
ステラルーメンの送金手数料は、0.01XLMであるのが理由となります。
OpenSea(オープンシー)の始め方2.海外取引所の口座開設手続きを行う ※多数の通貨を取り扱うバイナンスがおすすめ
次は海外取引所の口座開設です。海外取引所とは、文字どおり海外で運営されている仮想通貨取引所で、ほとんどが海外企業が運営しています。
数多くある海外取引所の中でも、特に初心者におすすめしたいのがバイナンスです。バイナンスは世界最大の仮想通貨取引所で、日本人を含めて、世界中の仮想通貨プレイヤーの多くが利用されています。
日本の取引所では取り扱っていない仮想通貨をバイナンスが扱っているだけでなく、時価総額が高い仮想通貨を多数取り扱っているので、流動性の低い仮想通貨がほとんどないのが強みです。
日本語表記に対応しているのですが、当然ながら日本円の入金に対応していません。仮想通貨で入金して、「入金した仮想通貨でステーブルコインを購入→購入したステーブルコインで欲しい仮想通貨を購入」という手順を踏む必要があります。
ちなみにステーブルコインとは、法定通貨など安定した資産と裏付けされ、連動(ペッグ)するように設計された仮想通貨です。USDTやBUSDやUSDCなど、アメリカドルの価格と連動した仮想通貨は、ステーブルコインのひとつです。
仮想通貨は価格変動が激しいという特徴を持ちますが、価格変動から避けるために、ステーブルコインを避難場所にできるのが最大の利点となります。
海外取引所選びに迷っている人は、バイナンスがおすすめです。バイナンスを選べば、ほとんど間違いありません。
OpenSea(オープンシー)の始め方3.メタマスクを用意しよう
ここでは、ブラウザ「Google Chrome」と、ウォレット「メタマスク」の利用を前提に解説していきます。
メタマスクはこちらからダウンロード、インストールください。
メタマスクのインストール後、Google Chromeの右上に、メタマスクのアイコンが表示されているはずです。
初めてインストールする場合、設定の指示があるので、その指示に従い、設定を行ってください。設定が終わると、イーサリアムメインネットという名前が出てきます。この状態になったら、イーサリアムが入金できるようになります。
次は、ブロックチェーンの追加です。例えばポリゴンチェーンを追加する場合、
ネットワーク名 | Polygon ※名前は自由で問題なし |
---|---|
新しいRPC URL | https://polygon-rpc.com/ |
チェーンID | 137 |
通貨記号 | MATIC |
ブロックエクスプローラーのURL(任意) | https://polygonscan.com |
問題がなければ、「Polygon」というブロックチェーンが追加されています。
このように、メタマスクにブロックチェーンが追加できます。ブロックチェーンを追加しないと、オープンシーに対応したブロックチェーンを利用できないことを覚えておきましょう。
OpenSea(オープンシー)の始め方4.用意したメタマスクでオープンシーにログイン
次は用意したメタマスクを使って、オープンシーにログインします。このとき、ログインのためのガス代が発生しないので、気にすることなく何度でもログインできますし、本人確認も必要ありません。
話しを戻しますが、まずはオープンシーの公式サイトにアクセスします。
次は
メタマスクが表示されるので「署名」を左クリックして、ログイン手続きを行います。
OpenSea(オープンシー)の始め方5.設定を確認
オープンシーにログインした後、設定を確認してみましょう。
右上のアイコンにマウスポインターを当てて、「設定」を左クリックします。
これでアクセスできます。
設定しなければならないところはなく、デフォルトのままでOKです。慣れてきたら、プロフィールなどを設定してみましょう。
OpenSea(オープンシー)でNFTを出品する方法
NFTは、以下の手順に沿って出品できます。
そのままNFTを出品しても良いのですが、今回はマイコレクションを使います。マイコレクションを使えば、
- 仮想通貨の支払いを幅広く設定できる
- ジャンル毎にNFTを分けられる
- 使用するブロックチェーン毎にNFTを分けられる
などが可能となります。多くのNFTを出品するなら、マイコレクションの利用がおすすめです。
マイコレクションのページにアクセスするためには、
右上にあるアイコンにマウスポインターを合わせて、「マイコレクション」を左クリックします。
さらに「コレクションを作成」を左クリックすると、
以上の画像のようなページに行きますので、覚えておいてください。
今回は、マイコレクションを使った、NFTを出品する方法を解説していきます。
OpenSea(オープンシー)の出品方法1.ガス代を払う仮想通貨をウォレットに事前入金する
ガス代を払う仮想通貨をメタマスクなどウォレットに事前入金します。ガス代とは、送金手数料と認識して問題ありません。送金手数料を支払えないと、ウォレット内にある仮想通貨を出金できませんし、仮想通貨同士交換することもできません。
だけど、ブロックチェーンの種類によって、ガス代を支払う仮想通貨が異なります。イーサリアムブロックチェーンならイーサリアム、ポリゴンチェーンならMATIC(マティック)などとなります。
なお、仮想通貨を入金する際にガス代が発生しません。安心して、仮想通貨を入金いただけます。
OpenSea(オープンシー)の出品方法2.アイコンにする予定の画像をマイコレクションにアップロード
マイコレクションでNFTを出品する際、マイコレクションのアイコン(ロゴ画像)が必要です。アイコン必要ないのではと思われがちですが、必須となっています。
注目の画像やバナー画像など、色々とあるのですが、必須ではありません。とはいえ、本気でNFT販売に力を入れるなら、用意してアップロードしたほうが良いでしょう
他のクリエイターが出品しているマイコレクションを見てみますと、こんな感じにデザインされています。
このように力を入れて、人気が軌道に乗れば、オープンシーだけで食べていける可能性が出てきます。それだけ、オープンシーやNFTなどの需要が高いという証拠です。
OpenSea(オープンシー)の出品方法3.設定して事前に用意したデータをNFT化する ※無料
NFT化させたいデータを事前に用意してください。データは基本的に写真やアートやカードなど何でも良いのですが、音楽でもNFT化できます。
まずは右上の「作成」をクリックします。
「新規アイテムの作成」のページにアクセスされますが、注目していただきたいのが、
- 画像、ビデオ、オーディオまたは 3D モデル:NFT化させたいデータを追加
- 名前:NFT化させたいデータの名前をつける ※海外向けなら英語の名前がおすすめ
- コレクション:事前に作成したマイコレクションを選択できる
- ブロックチェーン:ブロックチェーンを選択できる
この4つです。NFTを何十枚、何百枚、作成してもガス代はかかりません。
設定を終えた後、一番下にスクロールして「作成」を左クリックしてください。問題がなければ、データのNFT化が完了です。
OpenSea(オープンシー)の出品方法4.NFT化したデータを出品!その手続きを行う ※ガス代かかる
コレクションから出品したいNFTを選び、出品の手続きを行います。
「販売」を左クリックすると、「販売のためアイテムを出品」のページにアクセスされます。そして、設定しなければならないところが4つあります。
- 種類:出品方法で、固定価格か時間指定オークションのどちらか選ぶ
- 価格:出品価格を入力して対応通貨を選ぶ
- 期間:出品期間を決める
- 手数料:掲載自体は無料だけど売買が成立すれば販売価格から2.5%の手数料が発生する
初心者の場合は、固定価格で出品することをおすすめします。慣れてきたら、時間指定オークションで出品しても良いでしょう。
全ての設定を終えたら、「リスティングの掲載を完了」を左クリックします。すると、メタマスクが起動されて「署名の要求」が表示されます。ここでガス代が発生するのですが、気にすることなく「署名」を左クリックすれば、NFTの出品が完了です。
2回目の出品以降にガス代が発生しません。ガス代が発生するのは初回だけですので、その他にNFTがあれば、次々と出品してみましょう。
OpenSea(オープンシー)の出品方法5.出品手続き完了!あとは購入されるのを待つ
これでNFTの出品手続きが完了で、あとは購入されるのを待つだけです。購入された場合、販売価格からサービス手数料が2.5%差し引かれ、残り97.5%が利益として、出品者のウォレットに入る仕組みとなります。
Opensea(オープンシー)でNFTを購入する方法
オープンシーでNFTを購入したい場合は、以下の手順を踏む必要があります。
3つの手順をそれぞれ挙げて、順番に解説していきます。
Opensea(オープンシー)でNFTの購入手順1.事前に購入したいNFTを確認
まずはオープンシーにアクセスして、購入したいNFTを確認します。確認したら、お気に入りを左クリックして追加しましょう。確認すべきは、ブロックチェーンと支払い方法です。NFT毎に、ブロックチェーンの種類や、支払える仮想通貨の種類が異なってくるので、合わせなければなりません。
欲しいNFTの情報を確認したら、さっそく購入しに行きましょう。ただし、購入にも競争があります。欲しかったNFTが誰かに購入されて、売り切れになるのは珍しくないことを覚えておきましょう。
Opensea(オープンシー)でNFTの購入手順2.対応した仮想通貨をウォレットに入金
NFTに対応した仮想通貨をウォレットに入金します。イーサリアムチェーンでNFTを購入するなら、国内取引所でイーサリアムを購入して、購入したイーサリアムをウォレットに直接入金しても良いでしょう。
ポリゴンチェーンでNFTを購入する場合、海外取引所でMATICを購入し、入金しなければなりません。ビットバンクの場合、MATICを取り扱っているのですが、対応するブロックチェーンがイーサリアムチェーンだけなので、意味はありません。
他のブロックチェーンでNFTを購入したい場合、結局のところ、海外取引所を経由しなければならないということです。
Opensea(オープンシー)でNFTの購入手順3.NFTを購入
準備ができたところで、オープンシーでNFTを購入しましょう。購入予定のNFTのページにアクセスして…。
「カートに追加」を左クリック。
「購入完了」を左クリック。
このような画面が出たら、「続行」を左クリックします。問題がなければ、購入は完了です。※上記の画像は例です。ボタンの色が薄いのですが、支払い分以上の仮想通貨を入金すれば、薄い色が青色になります。
購入したNFTは、自分のプロフィールページで確認できます。
Opensea(オープンシー)に関するよくある質問
オープンシーに関する、よくあるであろう質問を以下にまとめました。
3つの質問をそれぞれ挙げて、回答とその理由を解説していきます。
Opensea(オープンシー)の公式サイトを運営している会社とは?
プライバシーポリシーによりますと、Ozone Networks, Incという会社が運営しています。アメリカのニューヨークに本社を置き、オープンシーのサービスを全世界に提供しています。
Opensea(オープンシー)はスマホでも利用できる?
利用できます。
オープンシーに対応しているウォレットの多くが、スマホアプリとして利用できますし、スマホアプリとしてインストールしたウォレットでオープンシーにログインできます。
Opensea(オープンシー)に出品したNFTが売れないときは?
まずは原因を調べましょう。出品したNFTが売れない、考えられる原因を以下にまとめました。
- 認知度が全くない
- トレンドを抑えていない
- TwitterなどSNSを利用して宣伝していない
- 価値を考えずに価格を高く設定している
などです。NFTを転売する人はいるのですが、転売で儲けたという話しはあまり聞きません。転売するより、自分でNFTを作ったほうが、大きな利益が期待できます。
始めから成功できないのがほとんどなので、試行錯誤を繰り返し、NFT販売の成功につなげましょう。
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Opensea(オープンシー)のまとめ
オープンシーの使い方や始め方を紹介しましたが、使い方と始め方さえ理解できれば、初心者でも簡単に利用できます。
NFTに興味がある、だけどハードルが高いというイメージを抱いている人はたくさんいますが、実際にやってみたら簡単です。慣れてしまえば、自分の手足のように使いこなすことができます。
NFTマーケットプレイスは数多くあるのですが、気軽でも良いのでNFTに参加したいなら、オープンシーがおすすめです。
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